乗り換え

Gather の代わり・代替を選ぶ前に確かめる7つのこと(2026年10月)

公開 他社の料金・条件は2026年10月28日 時点(各社の公式ページ)

Gather の代わりを選ぶときは、月の額を比べる前に「何を1人と数えるか」と「無料で使える範囲」を確かめると、選び直しを減らせます。Gather は登録したメンバーの数、MetaLife と Hotori は同時に入っている人数で数えます。oVice は、Entry プランがスペースごと、Business 系のプランが登録した人数ごとです。

この記事では、乗り換える前に確かめたい7つを、Gather・MetaLife・oVice・Hotori について並べました。他社の額と条件は、2026年10月28日時点の各社の公式ページ(出典)にあるものだけを使い、この記事で確かめていない所はそう書いています。Gather の今の料金と、無料プランが終わったいきさつは「Gather の無料プラン終了・有料化はいつ? 今の料金を人数別に円で計算」にまとめました。

1. 料金は「メンバーの数」か「同時に入る人数」か

登録した人で数える道具は、登録する人が増えるほど額が上がります。同時に入っている人で数える道具は、同時に入る人数が枠の中なら、登録する人が増えても額は変わりません。

製品何で数えるか主な額(2026年10月28日時点)
Gatherメンバー(席)1人ごと。ゲストは数えないEssential 1メンバー月$15(月払い)・月$12(年払い)。米ドル
MetaLifeスペースの定員(同時に入れる人数)。オフラインの人は数えないビジネス(同時50人)月¥26,400(月額プラン)・月あたり¥22,000(年額プラン)
oViceEntry はスペースごと(同時に入れる上限つき)。Business 系は登録した人数ごと(基本料金に20名分を含む)Entry-S(推奨10人・同時最大50人)月¥8,778(月払い)・月あたり¥7,315(年払い)
Hotoriスペースごとの定額。同時に入っている人数で枠を選ぶ(社外のゲストも数える)スタンダード(同時25人)月¥6,600・ビジネス(同時50人)月¥11,000

円の額は税込です。枠を超えたときの動きも違います。MetaLife は、定員より多い人が同時に入ると、スペース内の全員の通信が止まります。Hotori は、枠を2人まで超えても入れ、それより多いと「満員」と出ます(オーナーは入れます)。Gather の公式ページには、1つのオフィスに入れる人数の上限の記載がありません。

2. 無料なのは「プラン」か「期間」か

  • Gather:無料プランは2025年9月15日に終わりました。最初のワークスペースを作ると、30日無料で使えます(50メンバーまで・カード不要)。有料に切り替えないと、入れるのは一度に管理者1人だけになります。
  • MetaLife:無料のスタンダード(同時25人)があります。スペースは作ってから最大60日で自動で閉じ、入れなくなります。マイクは最初の14日は無制限で、その後は1日60分、ビデオと画面共有は1人1日40分までです。有料プランの試用期間は公式ページに記載がなく、支払いが要るのは定員50人以上のスペースからです。
  • oVice:14日の無料の試用(Mサイズ・カード登録不要)で始まり、終わると機能の限られた Free プランに自動で移ります。Free は組織のオーナー1名・1スペース・管理者1名で、ほかのツールとの連携ができず、サポートの対象外です。
  • Hotori:無料プランはありません。30日無料(カード不要・同時50人まで・有料と同じ機能)で始められます。有料プランのお申し込みは準備中で、受付を始めるまでは30日を過ぎても止まりません。

25人までを60日のうちに試すなら MetaLife の無料のスペース、試用のあとも機能を絞って無料で続けるなら oVice の Free、という選び方もあります。

3. 何の通貨で、どう払うか

  • Gather:米ドルです。料金ページには税込か税別かの記載がなく、利用規約には「該当する場合は売上税や付加価値税も払う」とあります。年払いは1年分をまとめて請求します。払い方(カードか請求書かなど)は、この記事では確かめていません。
  • MetaLife:円(税込)。クレジットカード(デビットカードも可)と請求書で払えます。年額プランは1年分を請求します。
  • oVice:円(税込)。銀行振込は、日本円の年払いのときだけ使えます。Business は年間契約のみです。
  • Hotori:円(税込。税抜の額も出しています)。受付を始めたら、クレジットカードで払えます。年払いなら請求書(銀行振込)でも払えます(振込手数料はお客様のご負担)。料金を変えるときは、1か月前までに知らせます。有料プランのお申し込みの受付を始めてから先着50スペースは、契約が続くかぎり料金(税抜の額)を上げません(利用規約第13条)。

米ドルで払う道具は、同じ人数でも円の額が為替で変わります。経理で円の請求書が要るなら、ここを先に確かめておきます。

4. 声はどこまで届くか

近づくとどこまで聞こえるか、何人まで同時に聞こえるか、会議室の中と外でどう変わるかは、道具ごとに作りが違います。この記事は料金と試用の公式ページを中心に確かめたため、Gather・MetaLife・oVice の声の届く範囲は比べていません。

Hotori の声の届き方は、次のとおりです。

  • 自分のまわり3マス以内の人と話せます。音量は1マスまで100%、2マスで70%、3マスで45%で、4マスから先は届きません。
  • オープンフロアで聞こえるのは、近い順に8人までです。
  • 集中席の中は、まわりの声が届かず、自分の声も届きません。
  • 会議室の中は、人数に関係なく部屋の全員と話せます。ビデオ会議のように、部屋の外には届きません。

声の届き方は、読むより試す方が早く分かります。どの道具でも、試用の間に3〜4人で「近づく・離れる・会議室に入る」を試してみてください。会社のネットワークの設定によっては音声と映像がつながらないことがあり、Hotori ではアプリの自己診断のページで先に確かめられます。

5. 社外の人をどう招き、どう数えるか

  • Gather:ゲストは席に数えません(“You pay for your team, not your guests.”)。ゲストの利用には、月30時間〜の枠があります。
  • MetaLife:ゲストの招き方と数え方は、この記事では確かめていません。
  • oVice:料金表の注記に、ゲスト権限の人は課金の対象外とあります。
  • Hotori:期限つき(1〜30日)の招待リンクで、ゲストとして招けます。ゲスト用のパスワードも付けられます。ゲストも、入っている間は同時の人数に数えます。

Hotori はゲストも数えるので、社外の人が多く入る会では、その人数も入れて枠を選んでください。

6. 会話や滞在を記録するか

会話を残したいか、残したくないかで、合う道具は変わります。

  • Gather:Essential に、録画(月20時間〜)と文字起こし(月30時間〜)の枠が含まれます。会議の記録を残したいチームには助けになります。
  • MetaLife・oVice:会話の保存や、勤怠・滞在の記録の機能は、この記事では確かめていません。
  • Hotori:音声・映像・チャットはサーバーに残さず、録音・録画の機能もありません。誰が何時間いたかの集計や、管理者が個人の滞在時間を見る画面はなく、出勤・退勤の打刻もしません。入室・退室を Slack や Chatwork などに知らせる設定はありますが、送るのはオーナーが選んだときだけです(初期設定で選ばれているのはノックだけ)。

議事録や録画を残したいなら録画・文字起こしのある道具、記録を残さずに話したいなら保存しない道具というように、チームの決まりに合わせて選べます。

7. 移るときに何が要るか

道具を替えるときは、額のほかに、契約の期間と、今の場所がいつまで使えるかを確かめます。今の道具の更新日より前に新しい道具の試用を始めると、両方を比べながら移れます。

  • Gather:試用のあと有料に切り替えないと、入れるのは一度に管理者1人だけになります。
  • MetaLife:無料のスペースは、作ってから最大60日で閉じます。年額プランは1年分を請求します。
  • oVice:自動で更新します。年払いから月払いへは変えられず、Entry-M から Entry-S へも変えられません。Business 系を契約すると、Entry には戻せません。
  • Hotori:インストールはいりません(パソコンのブラウザ。Google Chrome か Microsoft Edge の最新版)。Safari とスマートフォンでの動きは、確かめているところです。Google かメールで登録し、招待リンクを送れば始められます。オフィスの地図は、オーナーが小(25人向け)・中(50人向け)・大(100人向け)の3つのひな形から選べます。解約はオーナーが画面からいつでもでき、支払い済みの期間の終わりまで使えます。年払いは、途中で解約しても返金しません(利用規約第12条)。

人数の目安ごとの考え方

同時に入る人数ごとに、その人数が入れるプランの月の額(月払い)を並べました。Gather はメンバーの数で数えるので、メンバー=同時に入る人数として計算しています。

同時に入る人数Gather(Essential)MetaLifeoViceHotori
10人$150(約22,500円)¥26,400(ビジネス)¥8,778(Entry-S)¥6,600(スタンダード)
25人$375(約56,250円)¥26,400(ビジネス)¥8,778(Entry-S)¥6,600(スタンダード)
50人$750(約112,500円)¥26,400(ビジネス)¥8,778(Entry-S)¥11,000(ビジネス)

2026年10月28日時点・各社の公式ページの額です。円は税込で、Gather の円は1ドル=150円と仮定した目安です(税は含めていません。実際の請求は米ドルで、税は該当する場合に加わります)。Hotori の有料プランのお申し込みは準備中です。機能は各社で異なり、たとえば Gather の Essential には録画と文字起こしの枠がありますが、Hotori には録音・録画の機能はありません。

  • 10人前後:どの道具も入ります。人が少ないうちは、Gather のように1人ずつの料金でも額は大きくなりません。MetaLife は同時25人まで、作ってから最大60日なら無料のスペースでも使えます(時間の枠あり)。
  • 25人前後:oVice の Entry-S は同時最大50人で入りますが、推奨は10人です。推奨の人数で選ぶなら Entry-M(推奨40人・月¥32,780)です。
  • 50人前後:MetaLife のビジネスと oVice の Entry-S は、上限ちょうどです。人が増えそうなら、MetaLife のエンタープライズ(同時300人・月¥48,400)や oVice の Entry-M(同時最大200人)も見ておきます。Hotori のビジネスも同時50人の枠で、2人までなら超えても入れます。
  • 登録が同時より多いチーム:たとえば40人が登録していて、同時に入るのは25人ほどなら、Gather は40人分(月払いで$600)です。MetaLife・oVice の Entry・Hotori は同時の人数で選ぶので、25人の行のままです。

メンバーが少なくほぼ全員が毎日入るチーム、録画や文字起こしを使いたいチーム、ゲストをよく招くチームには、Gather の数え方が合うこともあります。乗り換えるかどうかは、試用の期間に、ふだんの人数で確かめてから決めるのが確実です。

年払いの額や、ほかの道具も含めた8製品の比べは「仮想オフィスツール8製品の料金を同じ条件で比べる」に、Hotori の料金は料金にまとめています。

出典

記載の社名・製品名は、各社の商標または登録商標です。各社と提携していません。